『図書館にて』
客:すみません。図書カードを作りたいんですが... ここの地区の住民でなくても大丈夫ですか?
受付:大丈夫ですよ、この地区の住民に限らずお勤め先(1)がこの地区でしたら問題ないです。何か会社の住所が書いてあるものをお持ちですか?
客:あることはあるが...名刺(2)でいいですか?
受付:申し訳ありません、名刺とかは法的に証明するというものでもないので、認められていないんです...社員証かそれとも健康保険証とか、公的に証明できるものをお持ちでないですか?
客:え~、公的なものですか...僕フリーランスなんで公的に証明する物が手元(3)にないんです。
受付:申し訳ございません。お手数ですが、在勤証明書を所属の機関で書いてもらって持ってきてからでないとカードが発行できません。
客:それは分かるんですが、会社に所属してないんです。と言うことは要するに駄目なんですね! 家は図書館から500mなんですが、地区が違うんです。近ければいいというものでもないんだ...急いで調べたいことがあったけど諦めます。私の地区の図書館はバス停まで徒歩15分、さらにバスに乗って10分、時間がかかるんです。ゆっくりしては居られない(4)ので私の地区のところにある図書館に行きます。
受付:あの~(5)調べるだけでしたら、カードはなくても本を見ていただけますよ?レンタルする際には、カードの発行が必須ですが。
客:今からその本を探して仕事に取り掛かってもどうせ途中で図書館が閉店の時間になると思うんです。閉店は何時ですか?
受付:午後7時です。
客:さすがに(6)今日の7時には終わらないよ。今日は徹夜する予定で、2日後には完成させて本社のところへ提出しなくてはいけないんです。いきなりここへ来ず、電話で確認するべきでした...
受付:それは大変ですね。しばらくお待ち頂けますか?上司に相談してきます。.....お待たせしました。上司に聞いたところ、フリーランスの方で、急ぎの案件があるということなので今回だけ特別に許可をもらえました。ここに住所氏名連絡先の記入をお願いします。
客:ありがとうございます!30分待っただけのことはある。非常に助かりました。『送別会』
横田:平井くん送別会の費用3000円お願いします。
平井:送別会って誰の?
横田:経理の佳子さんよ。結婚するんだって。お祝い兼ねての送別会。私も同じように結婚して※寿退社(1)したいな~。
平井:へー、そんな子いたかな?話をしたこともないよ、俺いつも横田さんしか見てないから(2)。
横田:なに冗談言ってるの、おかしい(3)んじゃない!
平井:嘘をつくものか(4)!本気だよ。僕と結婚して寿退社すればいいじゃないか!
横田:いつも誰にでも冗談ばかり言っている平井くんとは、結婚することにはならないよ。絶対に!
平井:俺は横田しか眼中(2)にないよ。
横田:はいはい。私に限らず若い女の子にいつも声かけている(5)でしょ!そんなことより、まずお金お願いします。
平井:送別会に出席しなくても費用出すのかい?
横田:出席、欠席に限らず全員なんですって。どうせ出すんだったら行ったほうがいいですよ。
平井:今日は持ち合わせ(6)がなくて...
横田:じゃー、私が立て替えておきましょうか?
平井:え、悪いな、さすがに横田さんだけの事はあるな(7)。お礼に途中で抜け出して二人で飲みに行こう!それでまたあの美味しいラーメン屋行こう!奢るよ!
横田:私もまたあの美味しいラーメン屋行きたいと思っていました!!でも送別会が終わってからでないと...最後まで居なくていいんですか?ばれたら大変ですよ!
平井:そんなの分からないよ、どうせみな飲んでるから。万が一ばれても、俺が守ってやるよ!
横田:はははっ!了解、でもこの送別会のお金はちゃんと(8)返してよ。
※寿退社→結婚を理由に退職すること
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