[N3] レッスン 5

  • 『スケート』

    先生(せんせい):「一週間(いっしゅうかん)練習(れんしゅう)しただけで(1)これだけ(すべ)れる(2)のは(すご)いわ。あなたがもう()(つぶ)ったまま(すべ)ることが出来(でき)ることから、そう(おも)ったわ。(すご)素質(そしつ)(3)があるわね。」

    生徒(せいと):「えっ、本当(ほんとう)ですか?スケートは(むずか)しいのはもちろん、でも、(わたし)にとって趣味(しゅみ)です。趣味(しゅみ)としてスケートを(はじ)めました。」

    先生(せんせい):「趣味(しゅみ)として(はじ)めたにしては上出来(じょうでき)ね。(わたし)経験(けいけん)から()うと一生懸命(いっしょうけんめい)練習(れんしゅう)したら三回転(さんかいてん)ジャンプも出来(でき)るようになると(おも)うわ。」

    生徒(せいと):「本当(ほんとう)ですか?オリンピックも(ゆめ)じゃないということ(4)ですか?」

    先生(せんせい):「そうね…貴方(あなた)のやる()によります。でも、あなたに才能(さいのう)があるというのは事実(じじつ)です。そこで、練習(れんしゅう)()やしてもかまわないですか?」

    生徒(せいと):「はい。(わたし)はスケートが大好(だいす)きなので、練習(れんしゅう)(きら)いになるわけがないです!」

    先生(せんせい):「これから、毎日(まいにち)5時間(ごじかん)練習(れんしゅう)しますよ。先生(せんせい)毎日(まいにち)何時間(なんじかん)練習(れんしゅう)たものだわ。」

    生徒(せいと):「はい、先生(せんせい)生徒(せいと)として頑張(がんば)ります!(ひま)さえあれ練習(れんしゅう)します!」

  • 運送業(うんそうぎょう)

    山中(やまなか):「お(つか)(さま)です、太田(おおた)さん。太田(おおた)さん、(おとうと)さんがいるんですか?」

    太田(おおた):「ええ。(わたし)にとって(1)大事(だいじ)(おとうと)です。(ぼく)(いえ)()たばかりに(2)家業(かぎょう)()いでいるんです。」

    山中(やまなか):「家業(かぎょう)というと?」

    太田(おおた):「(ぼく)(いえ)居酒屋(いざかや)をやっているん(3)です。田舎(いなか)にしては(おお)きな居酒屋(いざかや)です。あの店舗(てんぽ)をはじめ、5店舗(てんぽ)経営(けいえい)しています。」

    山中(やまなか):「このコロナの(なか)大変(たいへん)ですね。」

    太田(おおた):「従業員(じゅうぎょういん)一人(ひとり)(やく)(まん)支払(しはら)としたら、もう補助金(ほじょきん)だけではやっていけません。貯金(ちょきん)さえ余裕(よゆう)(4)()いみたいです。親族(しんぞく)(たす)けを(もと)めるにしても限界(げんかい)があります。」

    山中(やまなか):「太田(おおた)さん、心配(しんぱい)ですね。どうされるんですか?」

    太田(おおた):「長期間(ちょうきかん)(いえ)(もど)って手伝(てつだ)いをするとしたら(ふたた)会社(かいしゃ)(もど)ることは出来(でき)なくなります…。でも(ほう)っておけません。会社(かいしゃ)長期間(ちょうきかん)(やす)というより()めようと(おも)います(5)。うん…()めるしかありません。」

    山中(やまなか):「その(はなし)(みな)(つた)てもかまわないですか?今日(きょう)でも今日(きょう)なくてもいいですが。」

    太田(おおた):「今日(きょう)でいいですよ、ちょうど今日(きょう)(みな)(つた)えようと(おも)っていました。」

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