お持（も）たせを客（きゃく）に勧（すす）めるのは申（もう）し訳（わけ）ないです。

上司（じょうし）の家（いえ）に呼（よ）ばれたのでお持（も）たせを買（か）いました。

お持（も）たせで恐縮（きょうしゅく）ですが、こちらのお菓子（かし）を召（め）し上（あ）がってください。

店員（てんいん）：「このお菓子（かし）は安（やす）くて美味（おい）しいです。お持（も）たせに最適（さいてき）ですよ。」

家主（やぬし）：「お持（も）たせで失礼（しつれい）ですが、お茶（ちゃ）を淹（い）れるのであなたもどうぞ召（め）し上（あ）がってくださいね。」

お持（も）たせを客（きゃく）に勧（すす）めるべきだと思（おも）うかたわら、独（ひと）り占（じ）めしたい気持（きも）ちもあります。

いかなる思考（しこう）回路（かいろ）があれば、お持（も）たせを堂々（どうどう）と客（きゃく）に勧（すす）めることができるのでしょうか？

もらった土産物（みやげもの）に対（たい）する尊敬（そんけい）語（ご）だった「お持（も）たせ」という言葉（ことば）が今（いま）は自分（じぶん）が持（も）っていく土産物（みやげもの）に対（たい）しても使（つか）われるように、言葉（ことば）の使用（しよう）方法（ほうほう）は変（か）わりゆくものである。

お持(も)たせgift received from a visitor (usu. used when offering the visitor to partake of part of that gift)

辞書の定義