文法の説明

N1 レッスン 3: 10/17

()くまでもTo the (bitter) end, Stubbornly, Persistently

使い方・接続

あくまで(も) + Phrase

詳細

  • 使用域

    一般

「あくまでも」の情報

()く」は、古風かつどこか詩的な響きを持った、一段動詞「()きる」の変化形です。これに副助詞の「まで」と「も」がついた「()くまでも」は、 (A) が「根気強く」、「断固として」または「最後の最後まで」行われているといった意味を表します。より文字通りの意味は「飽きるまで (A) を続ける」と解釈できます。

()くまでも」は文の最初に置かれ、その後に根気強く行われていることについて述べられることが多いです。

「も」は必須ではなく、「()くまで」だけが使われることもあります。しかし、これはかなり強い表現なので、この強さをさらに際立たせるために「も」を伴うことが多いです。

()く」という動詞そのものが粘り強さを示すことから、この文型はその結果にかかわらず何かを行おうとする意志を表現するために「つもり」のような語句を伴う文の中で使われることがよくあります。

()くまで」は「()く」と「まで」の組み合わせではありますが、現代日本語のほとんどの辞書では単独の副詞として扱われています。

例文

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    ()くまでも不正(ふせい)()()かおうとします。

    I will fight against injustice to the end.

    ()くまでもやると()うなら、(わたし)()めません。

    If you (stubbornly) insist on doing this, I won't stop you. (to the end)

    困難(こんなん)(たい)してあくまでも抵抗(ていこう)した。

    He persistently opposed all difficulties.

    被告(ひこく)()くまでも無罪(むざい)主張(しゅちょう)するつもりらしい。

    I have heard that the defendant insists on claiming his innocence until the bitter end.

    彼女(かのじょ)政治的圧力(せいじてきあつりょく)にも(かか)わらずその新税(しんぜい)()くまで反対(はんたい)した。

    Despite political pressure, she opposed the new tax to the bitter end.

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