活かす (日本語能力試験 N2)

「活かす」の情報

英語

日本語

「を活(い)かす」が名詞(めいし)と組(く)み合(あ)わさると、(A) がうまく活用(かつよう)されていること、または役立(やくだ)てられていることを表(あらわ)します。これは、技能(ぎのう)や経験(けいけん)、特性(とくせい)などさまざまなものに関(かん)して使(つか)うことができます。

この文法(ぶんぽう)は、五段動詞(ごだんどうし)「活(い)かす」と「生(い)かす」のどちらかの形(かたち)で使(つか)われますが、この二(ふた)つにニュアンスの違(ちが)いはほとんどありません。ただし、「活(い)かす」の方(ほう)がよりよく使(つか)われています。というのも、この漢字(かんじ)のポイントは「生存(せいぞん)させる」よりも「何(なに)かをうまく使(つか)う」という意味(いみ)にあるためです。

この文型(ぶんけい)が名詞(めいし) (B) に付(つ)く場合(ばあい)、何(なに)かが「うまく活用(かつよう)された」ことを表(あらわ)すために、「活(い)かす」は過去形(かこけい)になります。

豆知識(まめちしき)

「活(い)かす」は (A) がどれくらいうまく使(つか)われているかを示(しめ)すために、程度(ていど)や質(しつ)を表(あらわ)す副詞(ふくし)と一緒(いっしょ)に使(つか)われることがよくあります。副詞(ふくし)の例(れい)には、「十分(じゅうぶん)に」「有効(ゆうこう)に」「最大限(さいだいげん)に」などがあります。

例文

--:--

友達(ともだち)との話(はなし)：「ぼくはこのチャンスを活(い)かしたい。」

Chat between friends: 'I want to take full advantage of this chance.'

新聞記事(しんぶんきじ)：「ルイスさんは技師(ぎし)としての経験(けいけん)を活(い)かして修理業(しゅうりぎょう)を始(はじ)めました。」

Newspaper article: 'Louis made good use of his experience as a technician and started a repair business.'

ノートパソコンの生産者(せいさんしゃ)のサイト：「アルミニウムの美(うつく)しさを最大限(さいだいげん)に活(い)かしたノートパソコン」

Laptop producer's website: 'A laptop that takes full advantage of the beauty of aluminum'

教師(きょうし)、生徒(せいと)に：「マックス、すばらしい写真(しゃしん)をとる才能(さいのう)があるのだから、それを最大限(さいだいげん)に活(い)かすべきだよ。」

Teacher to pupil: 'Max, you are talented at taking excellent photos, so you have to take full advantage of it!'

ジョブ広告(こうこく)：「資格(しかく)を活(い)かした仕事(しごと)です。一緒(いっしょ)に頑張(がんば)ってくれる仲間(なかま)を募集中(ぼしゅうちゅう)。」

Job advertisement: 'A sales job that takes full advantage of your qualifications. Recruiting colleagues that we can mutually give it our all with.'