～ては居(い)られないCan't afford to, Unable to

「てはいられない」は、接続助詞(せつぞくじょし)の「て」、「は」、それから一段動詞(いちだんどうし)「いる」の可能否定形(かのうひていけい)「いられない」を組(く)み合(あ)わせた文型(ぶんけい)です。これは「(A) をし続(つづ)けることができない」「(A) をしている場合(ばあい)ではない」「(A) の状態(じょうたい)を維持(いじ)できない」といった意味(いみ)で使(つか)われます。

この文型(ぶんけい)は動詞(どうし)と一緒(いっしょ)に使(つか)われることがほとんどですが、稀(まれ)にイ形容詞(けいようし)やナ形容詞(けいようし)、名詞(めいし)と結(むす)びつくこともあります。

「てはいられない」が動詞(どうし)と結(むす)びつく場合(ばあい)、その行為(こうい)を続(つづ)けるだけの時間(じかん)がなかったり、気持(きも)ちに余裕(よゆう)がなかったりするために、それをやめなければならないといった意味合(いみあ)いで使(つか)われることが多(おお)いです。そのため、大抵(たいてい)は「(B) の状況(じょうきょう)では (A) を続(つづ)けられない」のように、文中(ぶんちゅう)でそれができない状況(じょうきょう)や理由(りゆう)が述(の)べられます。

イ形容詞(けいようし)、ナ形容詞(けいようし)、または名詞(めいし)と一緒(いっしょ)に使(つか)われる場合(ばあい)、「その状態(じょうたい)のままでいることはできない」といったニュアンスに近(ちか)くなります。「ては」は、ナ形容詞(けいようし)や名詞(めいし)に付(つ)くと「では」になります。