[N3] Lesson 9

  • 《他人(たにん)まかせ》

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      部長(ぶちょう):「あっ、そうそう!出張費(しゅっちょうひ)の申請書(しんせいしょ)をカバンに入(い)れていたから、書(か)くのを忘(わす)れていたよ。」

      秘書(ひしょ):「じゃぁ、私(わたし)が書(か)いておきましょうか(1)?」

      部長(ぶちょう):「できれば書(か)いてくれ。いつもすまんな~。」

      秘書(ひしょ):「ではその申請書(しんせいしょ)を持(も)ってきてください。」

      部長(ぶちょう):「なんかカバンを取(と)りに行(い)くのも面倒(めんどう)くさいな~それも取(と)ってきてくれ。すまんな~。ははは!悪(わる)い、って思(おも)ってないけどな(2)、謝(あやま)っとくよ。ハハハッ!」

      秘書(ひしょ):「…。わかりました。明日(あした)の午後(ごご)7(しち)時(じ)から9(く)時(じ)にかけての飲(の)み会(かい)は仕事(しごと)が終(お)わり次第(しだい)(3)予定(よてい)通(どお)り絶対(ぜったい)忘(わす)れずに参加(さんか)してくださいよ。お酒(さけ)を持(も)ち込(こ)むのは禁止(きんし)です。」

      部長(ぶちょう):「はいはい。必(かなら)ずしも行(い)くとは言(い)わないけど、まあ行(い)く予定(よてい)にしとくよ!あ、できれば淹(い)れたてのお茶(ちゃ)を飲(の)みたいな〜。」

      秘書(ひしょ):「緑茶(りょくちゃ)でよければ、この作業(さぎょう)が終(お)わり次第(しだい)ご用意(ようい)します。」

      社員(しゃいん)A:「ねえ、今(いま)の聞(き)いた?最低(さいてい)じゃない?!あんな人使(ひとづか)い荒(あら)い(4)部長(ぶちょう)の秘書(ひしょ)なんて、もしも私(わたし)なら、直(す)ぐに辞(や)めるわ。2年(ねん)も辞(や)めずによく働(はたら)けるよね。秘書(ひしょ)の人(ひと)は前(まえむ)向(む)きだよね。」

      社員(しゃいん)B:「本当(ほんとう)に…。日(ひ)がたつにつれて、秘書(ひしょ)への扱(あつか)いが悪(わる)くなっているわ。部長(ぶちょう)は自分(じぶん)のことだけしか考(かんが)えていないよ。部長(ぶちょう)の姿(すがた)を見(み)るたびにイライラしてしまう。王様(おうさま)のふりをしているみたいよね。社員同士(しゃいんどうし)、協力(きょうりょく)するべきなのに。」

      社員(しゃいん)A:「部長(ぶちょう)は人(ひと)に厳(きび)しいのに、自分(じぶん)には甘(あま)いよね。服(ふく)も仕事向(しごとむ)きじゃないし。」

      社員(しゃいん)B:「うん。それにわがままでもあるね。部長(ぶちょう)の態度(たいど)には冷(さ)め切(き)ったわ。私(わたし)たちは、初心(しょしん)(5)を忘(わす)れず働(はたら)こう!まずは、この報告書(ほうこくしょ)を書(か)き上(あ)げるわ!午前中(ごぜんちゅう)に少(すこ)しやったきりだから。」

    • 《納品(のうひん)》

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        下村(しもむら):「この作業(さぎょう)ペースでは、二日後(ふつかご)に仕(し)上(あ)げるのは無理(むり)じゃないですか?」

        伊東(いとう):「うん。考(かんが)えられない(1)な。思(おも)った通(とお)りだ…。」

        下村(しもむら):「どちらかと言(い)うと(2)、注文(ちゅうもん)の取(と)り過(す)ぎでもあります。この工場(こうじょう)は人手不足(ひとでぶそく)のわりに(3)、受(う)け付(つ)ける量(りょう)が多(おお)すぎます。断(ことわ)り切(き)れない性格(せいかく)を直(なお)さないと…。来年(らいねん)にかけての課題(かだい)です。」

        伊東(いとう):「そうだな。そこに問題(もんだい)がある。でも、先方(せんぽう)には大丈夫(だいじょうぶ)だって言(い)ってしまったんだろ?」

        下村(しもむら):「無理(むり)だと分(わ)かっていたことなのに…困(こま)ったものです。」

        伊東(いとう):「出来(でき)ると言(い)ったのはこっちの方(ほう)なんだから、残業(ざんぎょう)してでもやらないと!相手方(あいてがた)から『締切日(しめきりび)までにできると約束(やくそく)したのに!』って怒(おこ)られる。即(すなわ)ち大変(たいへん)なことになる。今更(いまさら)断(ことわ)れないんだから。」

        下村(しもむら):「そうですね。社員(しゃいん)みんなを巻(ま)き込(こ)んで(4)しまったけど、最後(さいご)までやってみましょう。」

        伊東(いとう):「必(かなら)ずしも出来(でき)ないとは言(い)い切(き)れないじゃないか、やってみなけりゃ分(わ)からないよ。終(お)わりかけの作業(さぎょう)もある。ちょっと作業(さぎょう)の行程(こうてい)(5)を見直(みなお)してみよう。これは入(はい)りたての社員(しゃいん)じゃなくてベテラン向(む)けの仕事(しごと)だな…。しっかり考(かんが)え込(こ)む必要(ひつよう)がある…。もう朝(あさ)ご飯(はん)を食(た)べたきり何(なに)も食(た)べずに夕方(ゆうがた)だ…。」

        下村(しもむら):「僕(ぼく)でよければ、その仕事(しごと)をしますよ。僕(ぼく)も、どうしてもこの仕事(しごと)を期限(きげん)までに終(お)わらせたいです。追(お)い込(こ)まれた者(もの)同士(どうし)、頑張(がんば)りましょう。」

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