『スーパーマーケットの総菜(デリカ)』
共働き世帯の増加に加え、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が広がり、総菜や弁当の需要が高まっている。健康志向の消費者が増え、スーパーでは添加物を控え、お手頃価格で、味や鮮度に優れた商品の開発が求められている。健康に気を付けている私にしてみれば、添加物が少なくて美味しい料理が買えることは本当にありがたい。また、仕事で忙しいところをこのように助けてもらえるのは本当に便利なことだ。子供であれ大人であれ、助かっている人は多いだろう。
埼玉県を中心にして、関東に約80店からあるスーパーを展開するマミーマートは、全国スーパーマーケット協会の「お弁当・お惣菜大賞」に8年連続で入賞しており、業界大手からすら一目置かれる存在となっている。
マミーマートは、鮮度を保ち安い店内調理品を増やす店が多いなか、あくまでも自社工場での生産にこだわっている。タケノコやダイコン、煮卵など11品目が入った煮物は、真空袋や蒸気窯を用いて2時間以上かけて調理した自慢の一品だ。添加物を使わずに鮮度と味、見た目を保つ研究にも余念がない。私は健康寿命を伸ばすべく、添加物を必ずチェックしている。健康あっての幸せだからだ。
調理後に真空冷却して雑菌を減らしたり、昆布エキスを加えて炊飯することでコメの風味を守る等、まさにここの惣菜は努力の極みを尽くしている。
総菜事業を請け負うグループ会社の商品開発室長は「工場生産ならではの商品を全店で提供できている」と説明。
新商品は発売初日に店頭で確認し、美味しそうに見えなければ撤去する事さえあるという、あくまでも商品のクオリティにこだわり続けることが店の強みになっている。色々な試行錯誤を経て、ここまで大きくなったのだろう。
『独身の日』
中国では「独身の日」11月11日に、インターネット通販各社による毎年恒例の値引きセールが行われる。少し前に持ちつ持たれつな婚姻関係を解消した私に向けたセールだろうか。
最大手のアリババ集団の取引額は昨年8兆円規模だった。しかし、今年は例年とは異なる商戦になりそうだ。習近平政権がアリババへの圧力を強めているためで、同社も「公益」など、政権の方向性に沿ったメッセージを発した。憶測ではあるが、「政権からの圧力を打開すべく方向変換したまでだ」というメッセージがありそうだ。
アリババ幹部は10月下旬のオンライン会見で「持続可能な発展へ取引の焦点を移した」と強調した。当時、今年は最終的な累計取引額を発表しない可能性すら指摘されていた。
変化の背景には、IT 業界への統制強化の動きがある。習政権は社会の影響力が大きくなった国内IT大手を警戒し、特にアリババへの風当たりを強くした。
中国当局は4月、独占禁止法違反で過去最大の182億元を超える罰金をアリババに科す決定を出している。しかし、アリババにしてみればこの額は去年の累計取引額の4パーセント弱である。なお、最近、今年の取引額の発表があり、去年の8兆という結果を経て今年はその額が9兆6千億円になったそうだ。これはコロナの影響であろう。
中国では独身を意味する数字の「1」が4つ並ぶ11月11日を「独身の日」と呼び、2009年にアリババが、14億からいる人口相手にセールを開始。当初は「独身者が自分にプレゼントを贈るためのセール」とされていたが、競合他社も追随して、今や独身者や国内だけににとどまらないセールになっている。
◎アリババ集団→中国のネット通販最大手。1999年創業、中国製品を海外企業に売る電子商取引(EC)の「アリババ・ドット・コム」を中心に、個人向けネット通販「タオバオ」などに事業を拡大
◎習近平→中華人民共和国の政治家
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