[N1] Lesson 3

  • 『スーパーマーケットの総菜(そうざい)(デリカ)』

    共働(ともばたら)世帯(せたい)増加(ぞうか)(くわ)え、新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)在宅(ざいたく)勤務(きんむ)(ひろ)がり、総菜(そうざい)弁当(べんとう)需要(じゅよう)(たか)まっている。健康(けんこう)志向(しこう)消費者(しょうひしゃ)()え、スーパーでは添加物(てんかぶつ)(ひか)え、お手頃(てごろ)価格(かかく)で、(あじ)鮮度(せんど)(すぐ)れた商品(しょうひん)開発(かいはつ)(もと)められている。健康(けんこう)()()けている(わたし)にしてみれば、添加物(てんかぶつ)(すく)なくて美味(おい)しい料理(りょうり)()えることは本当(ほんとう)にありがたい。また、仕事(しごと)(いそが)しいところをこのように(たす)けてもらえるのは本当(ほんとう)便利(べんり)なことだ。子供(こども)であれ大人(おとな)であれ、(たす)かっている(ひと)(おお)いだろう。

    埼玉県(さいたまけん)中心(ちゅうしん)にして、関東(かんとう)(やく)80(はちじゅっ)(てん)からあるスーパーを展開(てんかい)するマミーマートは、全国(ぜんこく)スーパーマーケット協会(きょうかい)の「お弁当(べんとう)・お惣菜(そうざい)大賞(たいしょう)」に(はち)(ねん)連続(れんぞく)入賞(にゅうしょう)しており、業界(ぎょうかい)大手(おお)からすら一目(いちもく)()かれる存在(そんざい)となっている。

    マミーマートは、鮮度(せんど)(たも)(やす)店内(てんない)調理品(ちょうりひん)()やす(みせ)(おお)いなか、あくまでも自社(じしゃ)工場(こうじょう)での生産(せいさん)にこだわっている。タケノコやダイコン、煮卵(にたまご)など11(じゅういち)品目(ひんもく)(はい)った煮物(にもの)は、真空袋(しんくうぶくろ)蒸気窯(じょうきがま)(もち)いて()時間(じかん)以上(いじょう)かけて調理(ちょうり)した自慢(じまん)一品(ひとしな)だ。添加物(てんかぶつ)使(つか)わずに鮮度(せんど)(あじ)()()(たも)研究(けんきゅう)にも余念(よねん)がない。(わたし)健康(けんこう)寿命(じゅみょう)()ばすべく、添加物(てんかぶつ)(かなら)ずチェックしている。健康(けんこう)あっての(しあわ)せだからだ。

    調理後(ちょうりご)真空(しんくう)冷却(れいきゃく)して雑菌(ざっきん)()らしたり、昆布(こんぶ)エキスを(くわ)えて炊飯(すいはん)することでコメの風味(ふうみ)(まも)(など)、まさにここの惣菜(そうざい)努力(どりょく)(きわ)みを()くしている。

    総菜(そうざい)事業(じぎょう)()()うグループ会社(がいしゃ)商品(しょうひん)開発(かいはつ)室長(しつちょう)は「工場(こうじょう)生産(せいさん)ならではの商品(しょうひん)全店(ぜんてん)提供(ていきょう)できている」と説明(せつめい)

    新商品(しんしょうひん)発売(はつばい)初日(しょにち)店頭(てんとう)確認(かくにん)し、美味(おい)しそうに()えなければ撤去(てっきょ)する(こと)さえあるという、あくまでも商品(しょうひん)のクオリティにこだわり(つづ)けることが(みせ)(つよ)みになっている。色々(いろいろ)試行錯誤(しこうさくご)()て、ここまで(おお)きくなったのだろう。

  • 独身(どくしん)()

    中国(ちゅうごく)では「独身(どくしん)()11(じゅういち)(がつ)11(じゅういち)(にち)に、インターネット通販(つうはん)各社(かくしゃ)による毎年(まいとし)恒例(こうれい)値引(ねび)きセールが(おこな)われる。(すこ)(まえ)()ちつ()たれつな婚姻(こんいん)関係(かんけい)解消(かいしょう)した(わたし)()けたセールだろうか。

    (さい)大手(おおて)のアリババ集団(しゅうだん)取引額(とりひきがく)昨年(さくねん)(はっ)(ちょう)(えん)規模(きぼ)だった。しかし、今年(ことし)例年(れいねん)とは(こと)なる商戦(しょうせん)になりそうだ。習近平(しゅうきんぺい)政権(せいけん)がアリババへの圧力(あつりょく)(つよ)めているためで、同社(どうしゃ)も「公益(こうえき)」など、政権(せいけん)方向性(ほうこうせい)沿()ったメッセージを(はっ)した。憶測(おくそく)ではあるが、「政権(せいけん)からの圧力(あつりょく)打開(だかい)すべく方向(ほうこう)変換(へんかん)したまでだ」というメッセージがありそうだ。

    アリババ幹部(かんぶ)10(じゅう)(がつ)下旬(げじゅん)のオンライン会見(かいけん)で「持続(じぞく)可能(かのう)発展(はってん)取引(とりひき)焦点(しょうてん)(うつ)した」と強調(きょうちょう)した。当時(とうじ)今年(ことし)最終的(さいしゅうてき)累計(るいけい)取引額(とりひきがく)発表(はっぴょう)しない可能性(かのうせい)すら指摘(してき)されていた。

    変化(へんか)背景(はいけい)には、IT 業界(ぎょうかい)への統制(とうせい)強化(きょうか)(うご)きがある。(しゅう)政権(せいけん)社会(しゃかい)影響力(えいきょうりょく)(おお)きくなった国内(こくない)IT大手(おおて)警戒(けいかい)し、(とく)にアリババへの風当(かぜあ)たりを(つよ)くした。

    中国(ちゅうごく)当局(とうきょく)()(がつ)独占(どくせん)禁止法(きんしほう)違反(いはん)過去(かこ)最大(さいだい)182(ひゃくはちじゅうに)(おく)(げん)()える罰金(ばっきん)をアリババに()決定(けってい)()している。しかし、アリババにしてみればこの(がく)去年(きょねん)累計(るいけい)取引額(とりひきがく)(よん)パーセント(じゃく)である。なお、最近(さいきん)今年(ことし)取引額(とりひきがく)発表(はっぴょう)があり、去年(きょねん)(はっ)(ちょう)という結果(けっか)()今年(ことし)はその(がく)(きゅう)(ちょう)(ろく)(せん)(おく)(えん)になったそうだ。これはコロナの影響(えいきょう)であろう。

    中国(ちゅうごく)では独身(どくしん)意味(いみ)する数字(すうじ)の「(いち)」が(よっ)(なら)11(じゅういち)(がつ)11(じゅういち)(にち)を「独身(どくしん)()」と()び、2009(にせんく)(ねん)にアリババが、14(じゅうよん)(おく)からいる人口(じんこう)相手(あいて)にセールを開始(かいし)当初(とうしょ)は「独身者(どくしんしゃ)自分(じぶん)にプレゼントを(おく)るためのセール」とされていたが、競合(きょうごう)他社(たしゃ)追随(ついずい)して、(いま)独身者(どくしんしゃ)国内(こくない)だけににとどまらないセールになっている。

    ◎アリババ集団(しゅうだん)中国(ちゅうごく)のネット通販(つうはん)(さい)大手(おおて)1999(せんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう)(ねん)創業(そうぎょう)中国(ちゅうごく)製品(せいひん)海外(かいがい)企業(きぎょう)()電子(でんし)(しょう)取引(とりひき)(EC)の「アリババ・ドット・コム」を中心(ちゅうしん)に、個人(こじん)()けネット通販(つうはん)「タオバオ」などに事業(じぎょう)拡大(かくだい)

    習近平(しゅうきんぺい)中華(ちゅうか)人民(じんみん)共和国(きょうわこく)政治家(せいじか)

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