[N1] Lesson 5

  • 若者(わかもの)国内(こくない)旅行(りょこう)を』

    星野(ほしの)リゾート(長野県(ながのけん)軽井沢町(かるいざわまち))の星野佳路(ほしのよしはる)代表(だいひょう)12(じゅうに)(にち)大阪市(おおさかし)(ない)(ひら)かれた関西(かんさい)プレスクラブの会合(かいごう)講演(こうえん)し、「若者(わかもの)旅行(りょこう)参加率(さんかりつ)(ひく)く、それで国内(こくない)観光(かんこう)市場(しじょう)縮小(しゅくしょう)すべくして縮小(しゅくしょう)した」と発言(はつげん)した。また、「日本(にほん)目指(めざ)観光立国(かんこうりっこく)若者(わかもの)旅行(りょこう)参加率(さんかりつ)にかかっている」と警鐘(けいしょう)()らした。

    星野(ほしの)代表(だいひょう)は「これまでの国内(こくない)観光(かんこう)市場(しじょう)85(はちじゅうご)パーセントは日本人(にほんじん)による国内(こくない)旅行(りょこう)()めていた。現在(げんざい)市場(しじょう)(ささ)えているのは団塊(だんかい)世代(せだい)であり、(かれ)らが75(ななじゅうご)(さい)以上(いじょう)後期(こうき)高齢者(こうれいしゃ)になれば、(おそ)かれ(はや)かれ旅行(りょこう)参加者(さんかしゃ)()る。日本(にほん)若者(わかもの)にもっと国内(こくない)旅行(りょこう)してもらうためには、LCC(格安(かくやす)航空(こうくう)会社(がいしゃ))の国内(こくない)路線(ろせん)()やすことが大切(たいせつ)だ。若者(わかもの)旅行(りょこう)参加(さんか)(ねが)ってやまない」と()べた。

    一方(いっぽう)日本(にほん)観光(かんこう)産業(さんぎょう)について、「収益率(しゅうえきりつ)(ひく)いとあって、地域(ちいき)経済(けいざい)貢献(こうけん)することは(むずか)しくなっている」と強調(きょうちょう)

    年末(ねんまつ)年始(ねんし)などに(やす)みが集中(しゅうちゅう)し、観光(かんこう)需要(じゅよう)一年(いちねん)(とお)して平準化(へいじゅんか)していない構造的(こうぞうてき)問題(もんだい)説明(せつめい)したうえで、「大型(おおがた)連休(れんきゅう)時期(じき)地域(ちいき)ごとにずらしたらどうか。ずらしたらずらしたで(ほか)問題(もんだい)()てくると思うが、(たと)えばフランスなどの海外(かいがい)には実際(じっさい)にそうしている(くに)地域(ちいき)がある」と提案(ていあん)した。

    (やす)みの()旅行(りょこう)()くぐらいなら(いえ)でゆっくり()ごしたいと(おも)若者(わかもの)もいるかもしれない。(はたら)(はじ)めたそばから旅行(りょこう)()くなんて金銭的(きんせん的)(きび)しいと(かん)じているかもしれない。旅行(りょこう)()()れていなければなかなか()くに()けないと(おも)う。しかし興味(きょうみ)程度(ていど)(ひと)それぞれだとしても、(おお)かれ(すく)なかれ、国内(こくない)旅行(りょこう)興味(きょうみ)がある若者(わかもの)沢山(たくさん)いると(おも)う。若者(わかもの)だけでなく、家族(かぞく)ぐるみでも旅行(りょこう)(たの)しめばいいのではないかと、(わたし)(おも)う。

    平準化(へいじゅんか)=ばらばらのものを均一化(きんいつか)する・公平(こうへい)にする

  • 『おまかせ』

    韓国(かんこく)(しょく)世界(せかい)最近(さいきん)日本語(にほんご)の「おまかせ」がちょっとした流行語(りゅうこうご)になっている。

    最初(さいしょ)日本(にほん)(がえ)りの日本(にほん)料理(りょうり)のシェフたちがメニューに「おまかせ」を登場(とうじょう)させたことから(はじ)まった。その(あと)、イタリアンなど洋食(ようしょく)韓国(かんこく)料理(りょうり)でも「おまかせ」が使(つか)われるようになった。

    (いま)やメディアでも「おまかせ」を日本語(にほんご)のまま使(つか)いっているため、この言葉(ことば)をよく()かける。韓国人(かんこくじん)にとっては新鮮(しんせん)日本語(にほんご)で、またグルメ(てき)には高級感(こうきゅうかん)があるように(かん)じるようだ。

    「おまかせ」人気(にんき)背景(はいけい)には、韓国人(かんこくじん)日本(にほん)料理(りょうり)(たい)する本物(ほんもの)志向(しこう)がある。

    韓国(かんこく)では従来(じゅうらい)日本(にほん)料理(りょうり)は「日式(イルシク)」と()われ、キムチや(なま)ニンニク、コチジャンが登場(とうじょう)するような、日本食(にほんしょく)でもなんでもないようなものが日本(にほん)料理(りょうり)とされていた。

    ところが日本(にほん)旅行(りょこう)大衆化(たいしゅうか)本物(ほんもの)への関心(かんしん)(ひろ)まった結果(けっか)、「日式(いるしく)」は消滅(しょうめつ)し、呼称(こしょう)も「日本料理(にほんりょうり)」へと()わった。

    「おまかせ」とともに人気(にんき)なのが「海鮮丼(かいせんどん)」である。これも日本語(にほんご)そのままで、韓国(かんこく)にもともとあった「フェドッパ」の人気(にんき)()えつつある。刺身(さしみ)野菜(やさい)()()なコチジャンでこね()ぜて()べる。'刺身(さしみ)ビビンバ'のような伝統食(でんとうしょく)より「海鮮丼(かいせんどん)」の(ほう)がウケたらしい。

    韓国(かんこく)料理(りょうり)(から)いのなんのって…。激辛(げきから)料理(りょうり)はもう絶対(ぜったい)()べたくない。また()べるくらいなら、()わりの(ばつ)()ける(ほう)がマシだ。(わたし)以前(いぜん)友人(ゆうじん)韓国(かんこく)料理(りょうり)()べに()った。(から)(もの)苦手(にがて)(わたし)(から)さを(ひか)えめにしたのに、友人(ゆうじん)激辛(げきから)へと注文(ちゅうもん)変更(へんこう)したのだ。「激辛(げきから)はやめろってば!(くち)から()()るぞ!」と(ねん)()したのに、友人(ゆうじん)は「これくらい大丈夫(だいじょうぶ)だ。」と()()った。()べずともわかる。()()なお(なべ)(わたし)予想(よそう)(どお)り、大量(たいりょう)(みず)なくしては()べることはできなかった。

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